松本のその日の愚痴やら萌えやら…。
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正直、アニメは見てないので、
エセもいいところなのですが、書きたくなったのでガリガリと。
というか、松本氏は漫画派なのよね。ストーリーも正直言えば、漫画版の方が好きさ。
まぁ、漫画版の方が好き勝手やれるからストーリーに柔軟性があるのかな?
ということで、読む場合はアニメ版設定ではなく、漫画版設定前提でよろしくお願いします。
男夢主(要・女装)・シリほの・増訂万歳
「シーズル」
意味もなく1人、学園の庭園を眺めていたシズルに間の抜けた声がかかる。
いつもの癖で、笑顔を作って「なんどす?」と言葉を返すところだったが、
ふいにこの声の主に気を使ってやる必要はないということを思い出し、
振り返りもせずにただ「なんどすか?」とだけ返した。
「意地悪だなぁ、なにが言いたいかなんてわかってるくせに」
「随分と阿呆なことを言いおりますな。うちがわざわざあんさんの考えを読まなあきまへんの?」
不敵な笑みを浮かべてシズルは声の主に言葉を返す。
正論を返してやったのだから、さぞ嫌な顔をしているだろうとシズルは思ったが、
その予想は大きく、とても大きく外れていた。
「…ほんま、あんさんと話すんは面倒やわぁ」
「あはは、それはシズルがわざわざコッチを参らそうとするからでしょ。気楽に話せばいいじゃない」
人好きのする笑顔を浮かべて主は無邪気に笑う。
何の裏もない笑顔。それがシズルにはどことなく好きになれなかった。
いや、好きになれないというよりは、相容れないもの故の苦手意識なのかもしれない。
「阿呆なこと言わんといて、うちがあんさんと同等やなんて真っ平ごめんどす」
「だろうね」
主の笑みを振り払うようにシズルはいつもの不敵な笑みを浮かべて切り捨てるように言う。
が、暖簾に腕押しとでもいうのだろうか?
切り捨てられた本人はまったくそれを気にかけている様子はなく、先程と変わらず相変わらずの笑顔だった。
そんな顔を見て思わずシズルはため息をつく。どうして自分はこんな人物と関わってしまったのだろう。
はじめはただの暇つぶし程度にしか思っていなかったのだが、今では暇つぶしどころの話ではない。
彼が自分に構ってきて、それを処理するためにわざわざ時間を割かなくてはいけない。
いつの間にか大きくなっている存在は正直腹立たしかった。
忌々しげに声の主に再度視線をやると、主はニコニコと笑っていた。
「へへっ、俺の知ってるシズルだっ」
満足げに声の主――マサノブは言う。思いにもよらない彼の言葉にシズルはついキョトンとしてしまう。
ハッとして表情を取り繕うが、そんなことをなんだかんだとつつくようなことを彼はしない。
残念なことに、彼はそれほど小さな人間ではないのだ。
「…あんさんが抱いてるうちの人物像はどない――」
「そんな感じ」
彼の笑顔での返答に「ああ」とシズルは悟る。彼には何も通用しないと。
故に、彼の攻略法はなく、彼を操る術もない。
これはただ、彼の好きなようにやらせて、それにこちらも素直に反応を返すほか手はないのだと。
しかし、これではまるで彼の手の上で踊らされているようでシズルは納得がいかなかった。
だからこうしていつまでも無駄な抵抗を続けているのだが。
「…この言葉、本当嫌いなんだけどさ」
「?」
「今は使うべき場面だと思うから言うよ」
不意に変わる彼の表情。
「今の君は――」
すべてを見透かすようなその目に嫌悪する。自分の汚い感情を見透かされそうで。
「――シズルらしくない」
私のなにを――と言い返したくなる。
だが、言い返したところで返ってくるのは自分の用意した言葉ではない。
きっと、自分の心の奥底に響く、核心をつく言葉。
それを言い当てられるのが癪で、シズルは平静を装って何も言葉を返すことはしかなった。
「んじゃ、ボクはここで」
すくっと何事もなかったかのように立ち上がり彼はシズルに背を向ける。
それ以上何も言うこともなく。ただそれだけを残して。
シズルの言葉も待たずに存在は消える。まるで端からいなかったかのように。
だが、シズルの心に残ったものは確かに彼の存在があったことを証明している。
思わず呆れたように笑いシズルは独り言をつぶやいた。
「ほんま、厄介なお人やわぁ…」
シズルさんが大好きなのよって話。
あと、シズルさんにだって素(というか本性)を曝け出す場面があってもいいんじゃないかという妄想。
意味もなくこの主人公で夢小ネタポツポツ書くかも。
サイトにアップする用じゃないから気軽に書けてよい。気が楽。
因みに、夢主の設定はあえてここでは発表しない。なぜって?一発ネタになるかもしれないからだよ!
それでは、タラバ!
意味もなく1人、学園の庭園を眺めていたシズルに間の抜けた声がかかる。
いつもの癖で、笑顔を作って「なんどす?」と言葉を返すところだったが、
ふいにこの声の主に気を使ってやる必要はないということを思い出し、
振り返りもせずにただ「なんどすか?」とだけ返した。
「意地悪だなぁ、なにが言いたいかなんてわかってるくせに」
「随分と阿呆なことを言いおりますな。うちがわざわざあんさんの考えを読まなあきまへんの?」
不敵な笑みを浮かべてシズルは声の主に言葉を返す。
正論を返してやったのだから、さぞ嫌な顔をしているだろうとシズルは思ったが、
その予想は大きく、とても大きく外れていた。
「…ほんま、あんさんと話すんは面倒やわぁ」
「あはは、それはシズルがわざわざコッチを参らそうとするからでしょ。気楽に話せばいいじゃない」
人好きのする笑顔を浮かべて主は無邪気に笑う。
何の裏もない笑顔。それがシズルにはどことなく好きになれなかった。
いや、好きになれないというよりは、相容れないもの故の苦手意識なのかもしれない。
「阿呆なこと言わんといて、うちがあんさんと同等やなんて真っ平ごめんどす」
「だろうね」
主の笑みを振り払うようにシズルはいつもの不敵な笑みを浮かべて切り捨てるように言う。
が、暖簾に腕押しとでもいうのだろうか?
切り捨てられた本人はまったくそれを気にかけている様子はなく、先程と変わらず相変わらずの笑顔だった。
そんな顔を見て思わずシズルはため息をつく。どうして自分はこんな人物と関わってしまったのだろう。
はじめはただの暇つぶし程度にしか思っていなかったのだが、今では暇つぶしどころの話ではない。
彼が自分に構ってきて、それを処理するためにわざわざ時間を割かなくてはいけない。
いつの間にか大きくなっている存在は正直腹立たしかった。
忌々しげに声の主に再度視線をやると、主はニコニコと笑っていた。
「へへっ、俺の知ってるシズルだっ」
満足げに声の主――マサノブは言う。思いにもよらない彼の言葉にシズルはついキョトンとしてしまう。
ハッとして表情を取り繕うが、そんなことをなんだかんだとつつくようなことを彼はしない。
残念なことに、彼はそれほど小さな人間ではないのだ。
「…あんさんが抱いてるうちの人物像はどない――」
「そんな感じ」
彼の笑顔での返答に「ああ」とシズルは悟る。彼には何も通用しないと。
故に、彼の攻略法はなく、彼を操る術もない。
これはただ、彼の好きなようにやらせて、それにこちらも素直に反応を返すほか手はないのだと。
しかし、これではまるで彼の手の上で踊らされているようでシズルは納得がいかなかった。
だからこうしていつまでも無駄な抵抗を続けているのだが。
「…この言葉、本当嫌いなんだけどさ」
「?」
「今は使うべき場面だと思うから言うよ」
不意に変わる彼の表情。
「今の君は――」
すべてを見透かすようなその目に嫌悪する。自分の汚い感情を見透かされそうで。
「――シズルらしくない」
私のなにを――と言い返したくなる。
だが、言い返したところで返ってくるのは自分の用意した言葉ではない。
きっと、自分の心の奥底に響く、核心をつく言葉。
それを言い当てられるのが癪で、シズルは平静を装って何も言葉を返すことはしかなった。
「んじゃ、ボクはここで」
すくっと何事もなかったかのように立ち上がり彼はシズルに背を向ける。
それ以上何も言うこともなく。ただそれだけを残して。
シズルの言葉も待たずに存在は消える。まるで端からいなかったかのように。
だが、シズルの心に残ったものは確かに彼の存在があったことを証明している。
思わず呆れたように笑いシズルは独り言をつぶやいた。
「ほんま、厄介なお人やわぁ…」
シズルさんが大好きなのよって話。
あと、シズルさんにだって素(というか本性)を曝け出す場面があってもいいんじゃないかという妄想。
意味もなくこの主人公で夢小ネタポツポツ書くかも。
サイトにアップする用じゃないから気軽に書けてよい。気が楽。
因みに、夢主の設定はあえてここでは発表しない。なぜって?一発ネタになるかもしれないからだよ!
それでは、タラバ!
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